▼は
- BIOME 深緑の魔女（バイオーム） 伊東京一
- ファミ通文庫 2001.5 ISBN: 4-7577-0445-3
- 大地の96%が樹海に覆い尽くされた世界。森林保護者・少女ライカは生態系に翻弄されながらも試練を力強く生き抜く。
- 【読2001年9月】少女が主人公の「ライトノベル」だが重い。侮れない。
- ★[bk1]
- ハサミ男 殊能将之
- 講談社文庫 2002.8 ISBN： 4-06-273522-9
- 美少女を殺害し研ぎあげたハサミを首に突き立てる連続猟奇殺人犯「ハサミ男」対警察。巧くて面白い、切れ味鋭い傑作。
- 【読2002年9月】読書の快感、とりわけ「ミステリならでは」の快感を久々に味わうことができて、もーう大満足。◎
- ★[bk1]
journal02.9.28 - ハリー・ポッターと賢者の石 J.K.ローリング 松岡佑子訳
- 静山社 1999.12 ISBN: 4-915512-37-1
- 孤児のハリーはおばの家で肩身狭く暮らす。11歳直前のある日ふくろうが手紙を持ってやってきて…世界的ベストセラー。
- 【読2002年1月】一気に読める。息苦しいほどの切迫感と疾走感。賑やかに繰り出されるたくさんのガジェットが楽しい。
- ★[bk1] ブックレビュー『ハリー・ポッターと賢者の石』
- バルタザールの遍歴 佐藤亜紀
- 文春文庫 2001.6 ISBN: 4-16-764702-8
- ナチス台頭のウィーン。貴族の長子で一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールの転落を描く見事な小説。
- 【読2001年9月】深い教養に裏打ちされた芳醇な小説。◎
- ★[bk1]
▼ひ
- ピーコ伝 ピーコこと杉浦克昭 聞き手＝糸井重里
- 日経BP社 2001.11 ISBN: 4-8222-4256-0
- ピーコが恋愛や生き方、生い立ちや家族について、また「評論」観などを裸になって語る自伝的一冊。聞き手＝糸井重里。
- 【読2001年10月】示唆に富む。自分と共通点があってそこも気になり、一気に読了。
- ★[bk1] ブックレビュー『ピーコ伝』
- ヴィヴィアン・リー アン・エドワーズ 清水俊二訳
- 文春文庫 ISBN: 4-16-730905-X
- 愛情を貫き劣等感に苦しみ…心身を燃やしながら生きたオスカー女優ヴィヴィアン・リーの内面を深く分析する傑作伝記。
- 【読2001年9月】彼女の美しさがより心にしみる。優れた文学作品を読むような味わい。◎
- ★[bk1]
▼ふ
- フェルマーの最終定理 ―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで サイモン・シン 青木薫訳
- 新潮社 2000.1 ISBN:4-10-539301-4
- 17世紀にフェルマーが残した超難問を、数学者ワイルズが1995年に完全証明した。数学を巡る歴史と人間のドラマ。
- 【読2002年2月】知の連綿たる流れ、人々の挑戦。峻厳にして美しく豊潤な数論の世界をわかりやすく説明してくれる。数学が苦手なわたしもとても楽しく読めた。◎
- ★[bk1] ブックレビュー『フェルマーの最終定理』
- 不思議な少年１ 山下和美
- 講談社モーニングKC 2001.10 ISBN:4-06-328772-6
- 人間って不思議だ…。終戦直後の日本。19世紀末のロンドン。戦国乱世。そのどこにもあの不思議な少年がいる。傑作。
- 【読2001年10月】なんてすばらしいの。泣けた。◎
- ★[bk1] ブックレビュー『不思議な少年』
- 小林カツ代の新レシピふだんが一番。 saita mook
- 芝パーク出版 2001.5 ISBN:4-86008-002-5
- 小林カツ代さんの新レシピ127点。毎日作るごはんだから飽きない味に。入手しやすい食材で簡単に作れて、おいしい！
- カツ代さんのレシピは勢いがあって好き。作ってみてどれもおいしい。
- ★[bk1]
▼ほ
- ほぼ地獄。ほぼ天国。 中野翠
- 毎日新聞社 2001.12 ISBN:4-620-31547-8
- 「不安は大きいけれど、絶望はしていない」。サンデー毎日連載コラムをまとめたエッセイ集。中野翠が視た2001年。
- 【読2001年12月】映画の話、本の話、落語の話、政治、さりげない日常…「今、ここにある幸せを、ありがたくかみしめる」のであった。ほんまに2001年は特別な１年やったと思う。
- ★[bk1]
- 翻訳夜話 村上春樹・柴田元幸
- 文藝春秋 文春新書129 2000.10 ISBN:4-16-660129-6
- 文芸翻訳についてのjust two men's opinions。精力的に翻訳もする小説家・村上春樹と研究者・柴田元幸が聴衆を前にして語り合った翻訳のお話。
- 【読2001年3月】翻訳小説を好んで読む人間として大変興味深く読んだ。翻訳の実践的技術から、心構え、言語や文章についての考え方とらえ方など。
- ★[bk1] ブックレビュー『翻訳夜話』
