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- 夏の稲妻 キース・ピータースン 芹澤 恵訳
- 創元推理文庫 1991.11 ISBN: 4-488-26703-3
- 「新聞記者ジョン・ウェルズ」シリーズ三作目。八月、灼熱のニューヨーク。自分の職業生命を賭けウェルズは疾走する。
- 【読2001年6月】巧くて熱くて面白い。雨のシーンが素晴らしい。cool!
- ★[bk1]
ブックレビュー『夏の稲妻』
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- ニッポン居酒屋放浪記 立志篇 太田和彦
- 新潮文庫 2000.12 ISBN： 4-10-133331-9
- 「いい酒、いい人、いい肴」を胸に、端正で頑固、でも洒脱な大人の男の楽しく気ままな居酒屋探訪紀行。心温まる一冊。
- 【読2002年8月】立志篇では、大阪、松本、静岡、松山、房総、新潟、京都、秋田、鳥取、青森、小倉、釧路、広島、金沢。美味しいはなし、人情話にほろりほろり。。◎
- ★[bk1] journal02.8.13
- ニッポン居酒屋放浪記 疾風篇 太田和彦
- 新潮文庫 2001.6 ISBN： 4-10-133332-7
- 「旅は道連れ、世は情け」居酒屋放浪記第二弾。町の名物の古い大衆酒場で、バーで、土地土地の風土と人情を味わう旅。
- 【読2002年8月】疾風篇では、高知、山形、長崎、横浜、徳島、函館、鹿児島、東京下町、大分、水戸、富山。旅情深まる。酒も肴も良いが、やっぱり人って良いな、と思えるのだった。◎
- ★[bk1] journal02.8.16
- ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇 太田和彦
- 新潮文庫 2001.12 ISBN： 4-10-133333-5
- 「さすらう町の酒場の灯り 誰か故郷を想わざる」…三年間、ニッポン全国三十余都市の居酒屋を訪のうた旅ここに完結。
- 【読2002年8月】望郷篇では、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津、ルミナリエの神戸で大団円。このシリーズ、疲れたときに読むと疲れが抜ける気がする。寂しいときや落ち込んだときにはなんとなく慰められ（まだまだ捨てたモンじゃないよって）、ひとぎらいになりかけているときには「人ってやっぱり良いな」と思わせてくれる。心楽しいときに読むと浮き立ちたいような気持ちになる。そのときどきの気分に寄り添ってきて、そう、ちょうど居心地の良い居酒屋の隅っこに自分もいてるみたいな気持ちに読んでてなるんだ。◎
- ★[bk1] journal02.8.19
- 日本コンピュータの黎明 富士通・池田敏雄の生と死 田原総一朗
- 文春文庫 1996.1 ISBN： 4-16-735613-9
- 富士通で日本独自のコンピュータ開発に情熱をかたむけ日本の電子立国の礎を築いた異才・池田敏雄の軌跡を丹念に追う。
- 【読2002年8月】数学の大天才の池田敏雄、彼のそのほとばしる才ゆえの独走を、多くの人が手助けしともに働いて成し遂げた仕事の大きさ。日本の、富士通の興隆期のめざましさよ。
- ★[bk1] journal02.8.6、7、10
- ニュースキャスター 筑紫哲也
- 集英社新書0145 2002.6 ISBN： 4-08-720145-7
- 「筑紫哲也ニュース23」の創設から現在に至る経緯を、自らの体験を軸に書き綴ったノンフィクション。舞台裏話もあり。
- 【読2002年9月】筑紫哲也が何をどう考えながらニュースを伝えているか、なぜそう考えるかがわかって興味深かった。ほぼ毎日見ている「ニュース23」。この本を読んだ後、ニュースを受け取る側としての気構え心構えが取りやすくなって、ちょっとだけ番組を深く見られるようになった気がする。
- ★[bk1] journal02.9.24
▼ぬ
- ぬかるんでから 佐藤哲也
- 文藝春秋 2001.5 ISBN: 4-16-320050-9
- 全十三篇の短篇集。論理的で明晰、端正な文章が目眩く世界を実に透明に美しく描き出し、幻想は我々を強く引きつける。
- 【読2001年9月】明晰で読みやすい。しかし不条理である。さりながら得心がいく。美しい。圧倒された。◎
- ★[bk1]
