▼ま
- 幻の女 ウイリアム・アイリッシュ 稲葉明雄訳
- ハヤカワ・ミステリ文庫 1976.4 ISBN: 4-15-070551-8
- 「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」…出版から半世紀、今なお名作の誉れ高き書。
- 【読2000年6月】「アイリッシュ調」を堪能する。少し古く感じたけれどやはり◎。
- ★[bk1]
ブックレビュー『幻の女』
▼み
- ミステリーからひと皿 あの場面の味が作れます 貝谷郁子
- NHK出版 2000.6 ISBN: 4-14-033166-6
- お気に入りの主人公は何を食べている？「20冊のミステリーから20皿のおいしい料理」を想像再現。美麗で楽しい本。
- 【読2000年7月】食いしん坊とミステリーは仲良しなようだ。ミステリ入門書としても。
- ★[bk1] ブックレビュー『ミステリーからひと皿』
- 宮崎駿の〈世界〉 切通理作
- ちくま新書308 2001.8 ISBN: 4-480-05908-3
- アニメ作家・宮崎駿を徹底研究。言葉によって「作品を体験し直」し作品の魅力を見つめ、時代との関わりを探っていく。
- 【読2001年9月】特に「未来少年コナン」の全話分析は圧巻。労作。
- ★[bk1]
▼む
- 村上ラヂオ 村上春樹 文 大橋歩 画
- マガジンハウス 2001.6 ISBN: 4-8387-1314-2
- anan連載エッセイを加筆してまとめたもの。しみじみとクールにささやかな人生を慈しんで。銅版画と装丁もすてき。
- 【読2001年6月】生成りの落ち着いた味わい。同時代的な感覚。
- ★[bk1] ブックレビュー『村上ラヂオ』
▼も
- 盲導犬クイールの一生 石黒謙吾 文 秋元良平 写真
- 文藝春秋 ISBN: 4-16-357260-0
- 兄弟五匹と一緒に生れ、育ての親に看取られ息を引きとった。白黒の優しい写真と文章で綴る、盲導犬クイールの生涯。
- 【読2001年7月】常に犬の目線で撮影された写真。愛犬の思い出とも重なって読みながら大泣きした。
- ★[bk1]
